過去の症例

今までの患者様の中で特に印象深い症例の方を紹介しています。

長期間の切れ痔<1回で治った例>

(40代 女性)
主訴 切れ痔による、15年間に及ぶ、肛門からの出血
主冶法 手技で仙椎4番の棘突起を10回ほど叩打
経過 翌日より出血がとまる。
院長コメント 15年間、大衆浴場に行く時、洗濯の時とても気を使ったそうです。仙骨4番の打刺激は、肛門の8の字筋がしまってきて、出血が止まりやすくなるのですが、たった1回の施術で再発していないのが、スゴイと思います

インフルエンザ<1回で治った例>

(30代 男性)
主訴 朝から悪寒の後、発熱(40度)、頭痛、吐き気、関節痛、倦怠感呼吸もしずらい、病院にて受診、A型インフルエンザと診断され、リレンザ(タミフルと似た薬)の処方を受け取ってきたが、薬は服用せず妻の勧めで当院にその日のうちに来院
主冶法 奇経治療で下肢と上背部の冷えを取り、上焦における気分の清熱。 その日の夜間に少し寝汗をかき、翌朝は36度4分ほぼ、平熱)
院長コメント インフルエンザはけっこう治していますが、1回の施療で翌日に治ってしまったというのは、あまりありませんでした。患者さんのスゴイ生命力に感動しました。

ひどい頭痛<3回で治った例>

(50代 女性 アメリカ在住)
主訴 約15年前より、週に6回は毎朝、ひどい頭痛で目を覚ます。 いろいろ薬を飲んだり、在住している州で一番有名なカイロプラクターの処には5年間通院したが 多少楽になったりしても、毎朝のように頭痛で目を覚ますというのは、あまり改善されなかった。
そんなおり、札幌在住の弟さんが、長年の慢性下痢が当院で一回でなおり、痔核も治ったのが、きっかけで 当院を紹介されわざわざアメリカのデンバーという所から、1週間の治療予定で来院されました。
診断 右の骨盤が上がり、右の肩甲骨は3センチ以上下がっており、下肢も右が3センチほど、短くなっていました。
(治法)
初日 右肩甲骨を挙げる操作と右腸骨を下げる操作して、左右の肩甲骨と腸骨の高さをととのえました
2日目、左頚椎2番を矯正 3日目 右下肢がまだ1cmほど差があったので、重心移動操作をして、下肢の長短をそろえました。
院長コメント あまりにも調子がいいので、久しぶりの日本での帰郷もあって、友人、知人に会ったり、ゆっくり羽を伸ばしたりしているうちに、予定の一週間が経ってしまい、6回の治療の予定が、3回だけで最終日には施術せず、挨拶だけに来院されてアメリカに帰ってしまいましてが、それ以降、5年 程経ってますが、頭痛が全然ないとの事です。

腹痛と嘔吐<1回で治った例>

(50代 男性)
主訴 吐き気、腹痛
主治法 両下肢のスネを空瓶で軽く叩打する事30分程で痛みと「からえずき」(吐くものがないのにゲー、ゲーが止まらない)が消失、その後、再発なし。
院長コメント この方も奥さんが、咳や肩こり、更年期障害などで来院されていて御主人のほうはこの日が始めてでした。
この日、朝からなんとなくムカムカしていて、軽い吐き気もあったそうで、だんだん夕方にかけて、腹痛がひどくなってきて、奥さんの勧めで来院して治療したのでがあまり良くならず、近くの総合病院にいってもらいましたが、治療して帰っても良くなるどころか、どんどん腹痛も嘔吐もひどくなり、よるの8時頃、奥さんより連絡があり、先生しか、いないので助けてほしい、主人も先生にすべて、賭けるとの事で、自宅まで往診で駆けつけた時は、あまりの痛みに耐えかねて、「ちくしょう、ちくしょう」とコブシで何度も床を叩きながら「からえずき」 (吐くもののない嘔吐)を繰り返しているありさまでした。
酸を失いアルカドーシスになってしまったようで、夕方に施術したのは全然きかなかったので即、梅干しを混ぜた、湯をのませましたが、すぐ吐いてしまい、受けつません、それで、胃気の上逆を下に引くため、スネを叩打しつずけたところ、30分くらいたってきたところで、吐き気と腹痛がどんどんなくなりました。 その後家族交代で約1時間くらい叩打を続けたところ、ほとんど腹痛・からえずきもなくなり、飲食についての注意事項を告げて、帰宅しました。
同じような症例経験はありましたが、どれも症状が激しいので、こちらも冷静を保つのが大変な治験例で印象に残る一つになっています。

蟻走感【レストレスレッグズ症候群】

(小6 女子)
主訴 3年ほど前から背中の中央あたりがムズムズして、一生懸命かいてもムズムズ感がとれず、何度か背骨をはたくと、ムズムズ感がおさまるのですが、しばらくすると、ムズムズしてくるそうで、イライラするとの事でした。
治法 尾骨が曲がっていたので、尾骨の操作と、左「気衝穴」の近くに手術痕(脱腸)の硬結があったので、この硬結を銀鍼でちらしたところ、治癒しました。その後3ヶ月一度も蟻走感は起きておりません。
院長コメント この子は、オスグット症候群や足首のネンザによる後遺症などで、通院しておりましたが、蟻走感の事は今年の2月に母親に訴えて初めてわかりました。
原因をさぐってみましたら、尾骨が少し左にねじれていて、しかも左「気衝穴」の近くに硬くなった手術痕を見つけ、これが原因と判断して施術したところ、1回で症状はおさまりました。
蟻走感は、何人か臨床経験がありますが、別名レストレスレッグズ症候群というように足に異常を訴える方が多いので、この子の場合は珍しいパターンだと思います。

脱腸

(2歳男児)
主訴 ・右の骨盤が開いていて股関節が後方に変位していて、右足が外に開きすぎている (右足というのは内臓を上方につり上げる作用に関係していて、充実していないと内臓が下垂しやすくなる。) ・脈診 右関上、幼児にしてはちょっと硬めの滑右の太白公孫が虚 左脾ユ虚 右腎ユ虚 ・脾陽虚による「中気下陥」による内臓下垂もあると弁証
治法 1回目 左脾ユ 命門に棒灸にて補法(呼気で近づけ吸気ではなす) 2回目 右下肢の「商丘」というツボを圧定しておいて伸展させる、下肢内転操作をする。※施術後 右陰嚢を見てみると、ほぼ正常の大きさに戻っている。 3回目 仰臥位で、左下肢、外転位でゆさぶり操作1分次に右下肢を10cm程上げ、伸展しながらのゆさぶり操作1分※右陰嚢は、ほとんど正常になっている。これで治癒と見て、施術は打ち切り。その後再発なし。
院長コメント 「脱腸」も数例治しているが、ほとんど右下肢の異常と脾虚が原因になっている事が多い。右ヘルニアは治しやすいが、左ヘルニアは治しにくい。「カントン」という難症に移行する事もあるので、早めの治療が望ましい。

毎月40度近い熱を繰り返す

(50代 男性 会社員[管理職])
主訴 ・20年間、ほぼ毎月40度近い熱を繰り返す。 ・色々な病院へ行って検査を受けるが、発熱の原因は不明 ・ひどい時は3日間程、寝込む。他にもハリをはじめ色々な治療や健康法も試しているが、改善はみられないとの事。
検査・観察 ・盲腸の手術痕に硬結がある(癒着の可能性あり) ・右足首が回内している(過去にひどい捻挫をしている) (こういう場合、悪い方の足の靴を調べてみると、外側の減り方が激しくなっている。) ・問診で、小さい頃はよく扁桃腺を腫らして発熱する事が多かったとのこと。
診断 ・歩けば歩くほど、足首の回内により、炎症を発生。 その熱が、右側虫垂部のリンパ巣に伝わり、盲腸手術による癒着によりさらに炎症が増幅される。 そうすると体は、自動的に免疫機能が作動して、実際は細菌にもウィルスにも感染していないのに、感染してしまったと勘違いして、殺菌のための熱(防衛反応)を発生すると判断。
治法 ・骨盤と下肢の修正操作をし、本人には里芋で造った特殊な湿布を毎日右足にする事を指示 その後一度も発熱は見られなくなった
院長コメント 当院とのご縁は、会社の部下(女性)の方が、S字側湾症による背部痛・腰痛・臀部痛が、当院の治療で治ってその方の紹介で来られたのですが、当院の病に対する考え方や施術に大変感動され、セミナーにも熱心に参加する様になり、現在ではご自分でセミナーを主催し、ご子息も施術家になられました。

顔面マヒ

(70代 女性)
主訴 ・朝起きると、右目が閉じずらく、涙があふれ、右唇も垂れ下がっていて発声・発音も不明瞭 ・ムリに閉眼しようとすると、眼球が上転する(ベル麻痺)
検査 問診では、昨夜暑かったので窓を少し開けて、床についたとの事 ・糖尿あり、AICは7.8 血圧158-88 ・脈浮滑 脈管を強圧すると、脈は消失 ・舌苔 黄ジ苔で厚く、中央はやや茶色になりかけ全体に乾燥ぎみ ・左右の太白、公孫が極端に虚 ・左 太渓 虚 ・中カンあたりに、広く緊張(邪)あり ・右レイダに強い圧痛あり ・左胃ユ、脾ユが虚中の実
診断 窓を開けた事による隙間風(風邪)が原因とは考えたが素体にもともと湿熱がそうとうこもっていると弁証し、ただの「口眼歪斜」ではなく、「中風」ぎみにもなっていると思い、問診してみると、以前急に口がもつれ発音もしずらくなったり、食事中にハシを落としたりした事が何度かあったとの事。
治法 1回目 右豊隆穴に5番で30分置鍼左右照海穴に9壮お灸 2回目 百会穴に5番鍼で30分置鍼 3回目 右滑肉門に5番鍼で30分置鍼 ほぼもとの「人相」に戻っていて、その後再発なし
院長コメント 当院の二つのセミナー両方に参加している方の紹介で来院されたのですが、顔面麻痺になった当日に施療できた事が早い治癒につながったと思います。

高熱と咳

(5歳 男児)
主訴 ・発熱と咳・もともと咳がよく出るという事で来院
診断 ・脈診 全体的に滑であるが、すぐ脈管は押し切れてしまう。  数脈 95/分
特に右尺は沈
右寸は洪、浮、緩 関上に弦が含まれている
舌診 淡でよだれが多すぎる
左右 下肢の第3・4指が屈曲・側屈しすぎている
伏位になることが出来ないので親にダッコしてもらって背部をみると、上背部に熱感
中背部はイヤな冷えを感じる
(背部全体にうぶ毛が多く生えている)
右章門に熱 左後ケイ熱
弁証 紫胡証と弁証
治法 後ケイに2番鍼にて15分置鍼  右章門に3番鍼で即刺即抜 右関上の弦はとれなかったが、寸洪の洪が少し沈んで尺が少し浮いてきたので、施術を終える。 ・その夜9時頃熱も上がり咳も止まらなくなるが、後ケイに多壮灸したところ、咳が止まり、翌日には解熱し、回復する。
院長コメント この日は、当院で1回、夜往診で2回目の施術を行なって、何とか治療することができたのですが、私自身とても良い経験になった印象に残る症例の一つです。
この子は不妊治療によって、やっと授かったお子さんで、先天的に虚弱体質で、特に腎陽(体を温める力)が弱いため、傷寒(風邪)にもかかりやすく、毎年12月になると高熱と咳を発症し、2度酸素テントの中での治療を受けたとのことでした。
この日、夜の8時頃、治療を終え帰宅しようとしたのですが、なぜか虫の知らせというか、この子のことが気になりだして、自宅に電話し「気になるので、往診料はいらないので、もう一度診させて下さい。」と言って、自宅におじゃまして診ました。
熱はまだありましたが、それほど悪い状態ではなく、お茶を頂いて帰ろうとしたところ、急に咳が止まらなくなり熱も上昇、もう後ケイのお灸しかないと考え、両親にあばれる手足を押さえてもらって、泣き叫ぶのをそのまま強引に施灸を続けました。
50壮くらいすえたところ、次第に咳が止まってきて、スヤスヤと眠りはじめ30分後くらいに多量の排便があってから、熱も下がりはじめ、脈も落ち着き(85/分)はじめてきたので、安心して帰宅しました。
※泣き叫ぶのを心を鬼にして施術をしたのが良い結果になりましたが、この経験以降重症のときは、子供であっても遠慮せず信念を持って施術する様にしています。

高速道路で自損事故を起こし、肋骨9本骨折

(30代 女性)
症状 2012年夏、高速道路で自損事故を起こし、肋骨9本骨折。 週3回整形で治療を受けるがなかなか骨もつながらず、なによりも背部痛、季肋部痛がひどく、夜間も眠れず、痛みで食欲もなく 吐き気、めまい、気分もすぐれず、やる気も起きず、休職。
治療内容
経過
当院にて治療。3回目で背部、季肋部痛90%消失。
夜間も熟睡できるようになり、気分も軽くなり、やる気も少しずつでてきて、復職できるようになった。
治療12回目の時、病院でのレントゲンの検査で医師も驚くほど、骨のつながりがよくなってるとの事。

後部座席にシートベルトなしで座っていたところ、交差点で車と衝突

(5歳 女の子)
症状 母親のマイカーで後部座席にシートベルトなしで座っていた所交差点で急に飛び出してきた車と衝突、はずみで前席のほうに飛んできたが、幸いたいしたけがはなかった。
ところが次の日の朝からまったく左右とも首かまわらなくなってしまい、毎日近くの鍼灸整骨院に通院して首、肩のマッサージなどを受けるが内出血してしまい、かえって痛みまででてきてしまった。 知人の紹介で来院。
治療内容
経過
当院での診断結果は頚椎ではなくて胸椎の3、4番が後方に変形していたのでそこを元にもどしてあげた瞬間に左右とも首が回るようになったので、それ以来、「3秒の先生」といわれ、ずいぶんと色々な方を紹介していただくようになりました。

タクシーに乗車中、追突され、全身に痛みが走るようになった

(50代 主婦)
症状 タクシーに乗車中 足元に落としたバックを拾おうとした瞬間、追突され、そのはずみで前席のシートと後部座席の間に上半身がつんのめる格好で逆さまにはいってしまった。
ショック自体は大したことはなく、レントゲン検査などでも異常はなしだったが、その後全身に痛みが走るようになり、色んな検査治療を受けたがまったく原因もわからず回復もせず、うつ病になりかけていた。
治療内容
経過
紹介で当院で受診、検査の結果、原因は頚椎7番のわずかな右後方変位だった。
頚椎6番の変位は、左の変位だとせいぜい上肢のしびれや痛みなどを出現させるだけだが、右に変位すると全身の血管を収縮させる作用がある。
その為に突然 全身のいたるところに痛みが出現するのである。
20回ほどの手技で、ほぼ回復した。

オートバイでツーリング中、カーブで転倒 意識不明

(男性)
症状 2012年秋、兄弟でツーリング中、前方を走っていた兄の単車(1300CC)がカーブでスリップ。そのまま単車ごと道路標識のポールに激突、後方を走っていた弟により119番通報。意識不明のまま救急車で病院に搬送された。
検査結果)鎖骨骨折、脇骨2本骨折、硬膜下血腫、気胸前歯2本離脱、顔面打撲による内出血、腫張、足外類内出血、手肘部、手根内筋部、内出血。
治療内容
経過
交通事故治療で当院を知っていた弟より当院へ連絡があり、即、病院にて施療を施した。
脈は危険な状態を現す「弦脈」をうっていた。
脈拍は120、ただちに「神闕」に5番針を3ミリほど刺入、30秒ほどで脈拍が75まで下がる。
次に右「至陰」から刺絡5分ほどで「弦脈」がとれてきて、呼吸も楽そうになった。 次に気胸を治す為、「公孫」に2番針にて20分置鍼。
呼吸も楽そうになってきたので、この日は治療終えて帰る。
後日談ですが、この方は次の回で元気になり、医者の忠告を押し切って退院。 当院で3回治療し、事故から1週間後には仕事をし始めてしまった。
ちなみにオートバイは修理不可能で廃車にしたそうです。