患者様からのお便り

坐骨神経痛(24才男性)

2019-01-14

山梨の息子が椎間板ヘルニアになり、仕事を休んで2週間になると電話をかけてきたのは11月5日でした。 医師からは「1週間後に症状が良くならなければ、入院して点滴とけん引をし、効果が無ければ手術しかない」と言われたので、そうするつもりだという話でした。

手術は対症療法でしかないし、原因を突き止めて治さなくてはと思い、札幌で加藤先生の治療を受けるように説得しました。 東洋医学を「鍼灸で痛みを和らげるだけ」と思い込んでいる息子は、ずいぶん渋りましたが、山梨に迎えに行き、次の日から休診日を除き毎日通いました。

以下、経過を箇条書きにしました。


11月12日

山梨から札幌へ。

飛行機と自動車での長時間にわたる移動で痛みが強くなり、羽田と千歳空港では車椅子を使用。

夜は痛みで眠れず、鎮痛剤も効かない。

横になると痛いので腰掛けていた。


11月13日

加藤先生の治療を受ける。

食生活の指導あり。

鎮痛剤の服用は止めた方が良いと言われたが、夜、我慢できずに服用。

この日も腰掛けたままだが、少し眠る。


11月14日

横になって少し眠る。


11月15日

鎮静剤を服用せずに眠る。


11月16日

治療の効果を実感し、続けることにする。

(実はむりやり加藤先生の治療を受けさせたので、1週間続けても変化がない時は、整形外科の治療を受け最悪な時は手術するという息子との約束だった)

5日ほど経つと本人も効果を感じ始め、半信半疑だった加藤先生の治療に対し前向きになり、顔色も明るくなりました。

この後、食事の内容で足踏みした日もありましたが、少しずつですが確実に腰が伸び、痛み・痺れが軽くなっていきました。


11月30日まで通院して、加藤先生からはまだ完治していないと言われていたのですが、仕事の都合で山梨に戻りました。

もう少し治療を続けた方が良かったのではと後悔もしましたが、教えて頂いた体操と食生活を続け、山梨に戻った後1週間程経った頃にはどんどん楽になり、足の痛みもほとんどなくなり、夜もぐっすり眠れるようになったようです。

なんとしても「手術」はさせたくなかったので、とりあえず安心しました。

加藤先生、本当にありがとうございました。感謝しています。




<院長からのコメント>

お母さんは、3年程微熱が続くという事で、もう1人の息子(長男)さんは、パニック症候群と不眠、腰痛などで知人の紹介で治療を受け完治した事から、 次男の方が座骨神経痛で苦しんでいると聞き、すぐ私に相談され、遠方で、しかも仕事も長期は休めないとのことでしたので、 時間的に完治は無理かもしれないが「手術」はしなくてすむまで楽にできる自信があると告げた所、2週間程休みを取って山梨からわざわざ来院してくれました。

最初は、本当にむりやりつれてこられた様でムスっとして、ほとんどしゃべらなかったのですが5回目くらいから、だんだん楽になり、夜も横になって寝る事もできるようになり、顔色も良くなり、少しずつ会話もしてくれるようになってきました。

治療回数は13回でしたが、腰痛はほとんどなくなり、下肢のうずきやしびれも、90%以上消失しました。おそらく手術はしないで治っていくだろうと確信しています。

なぜ、母親からのまた聞きの症状を聞いただけで手術しないですむ可能性があると言えたかというと、腰や下肢痛が楽になる姿勢があるという一点です。(今回の場合は座ると楽になる)

過去にもたくさん治っておりますが、もしどの姿勢をとっても痛みやシビレが変化しないというのであれば、それはかなり重傷です。簡単に治せますとは言えません。とにかく、今回も手術を回避できたことが、やはり一番うれしかった治験の一つとなりました。